会社案内

代表挨拶

旅行に安心を
プラスする
ホームトラベル
エージェンシー

2020年に創業24周年を迎え、今年で25年目に入ります。

私が旅行業界に足を踏み入れるきっかけになったのは、東京の大学を出た後、地元では大手の旅行会社へ勤務したことでした。入社後、営業に配属され、会社回りに明け暮れた日々を昨日のように思い出します。

飛び込みの営業をしていた時のこと、ただ挨拶をして名刺を差し出すだけでは印象が薄いと思い、ポケットに栄養ドリンクを忍ばせ、挨拶と同時に【お疲れさまです】と差し出しました。すると、ちょっとしたサプライズで相手の警戒心が解けていきました。そこから切り込んで話しを聞いてもらうのが、若いころの私のやり方の1つでした。仕事につながることも少なくなかったので、案外面白い趣向だったのではないかと思っていました。ところが10年目の年、会社が倒産するという事態に見舞われました。私は転職を余儀なくされ、福岡市内のシティホテルに勤務することになりました。

ここで思い出すのは、毎年夏の恒例イベント、ビアガーデンのチケット販売。入社間もない私が、当時のナンバーワンと競り合っていました。相手は大口の顧客を抱えており、電話一本で50枚、100枚とさばきます。こちらにそんな当てはなく、友人・知人に10枚20枚の単位でチケットを送り、宴席を設けてくれるよう頼みこみました。結果、トップにはわずかに及びませんでしたが、1000枚以上をさばいて2位になりました。何より『やる』と決めること、またご縁の大切さを実感しました。

こうしてホテルに2年間勤務した私でしたが、やはり旅行業への思いは断ちがたく、1996年に脱サラ、37歳の時、今の会社を設立しました。それから1年もしないうちに、社員を大幅に増員し、東京営業所を開設しました。しかし、この展開は誤算でした。この先行投資が大きな負担となり、ほどなく倒産寸前まで追い込まれてしまいました。

結局、社員の解雇、全財産の処分を経て、私と妻、当時の経理部長と3人で再スタートすることになりました。それから4年間くらいは、死にもの狂いでした。仕入れ先の方々から心温まる応援の言葉をいただいたことは今も忘れません。こうして、事業がどうにか軌道に乗り、現在に至っています。

当社は今、『ホームトラベルエージェンシー』を掲げています。

これは、旅行のホームドクター、つまりかかりつけの旅行代理店として利用してもらうことを意味します。急な出張が入った時、思い立って旅行に行きたいと思ったときに、気軽に相談できる。これによってお客様は安心を手に入れ、フットワークを何倍も軽くすることができます。現地で何かトラブルがあったときや復路の航空便が欠航になった時等も、お客様と連絡を密に取りながら、なるべく不安要素をなくすよう携帯番号を伝え、時間外でも対応をするようにしています。

今後も旅行業を通じて、人々のお役に立っていきます。