やめられない富士登山の魔力、3回目の登山
しばらくブログの更新が滞っていましたが、また少しずつ書いていこうと思います。
お付き合いをどうぞよろしくお願いします。
さて、今回は2025年7月13日~14日に富士登山へ行った体験について書きます。
これが3回目の挑戦で、山頂まで登ったのは2回目です。ちなみに、富士登山は「一度も登らぬ馬鹿、
二度登る馬鹿」とよく言われますが、私は3回目となり「大馬鹿」であることを自覚しています。
自分でも呆れますが、それだけ富士には、人を惹きつける魔力があるのです。
(名古屋のラド観光さんの主催ツアーです。充実しているツアーでお気に入りです)
【今回のスケジュールダイジェスト】
7/13(日)
• フジドリームエアラインで静岡空港へ移動。今回も金谷観光タクシーさんがお迎え
出発前に『ふじの山』を聞いて富士山への敬意を新たに5合目へ向かう
• 14:30 ¥4000の入山料を支払って、登山開始/富士宮口より
(五合目/気温18℃)
• 17:00 元祖7合目・山口山荘に到着
• 18:00 夕食(カレー、牛丼、中華丼から選べます)
• 18:30 就寝
• 23:30 起床、準備
• 24:00 あたりは真っ暗なので、ヘッドライトを頼りに山頂目指して出発
(私のヘッドライドは充電切れだったため、皆様のおこぼれの明かりを頼りに、、、)
• 4:30 山頂に到着(と思ったところが実は山頂では無かった事実を後で知る)
ガイドさんに着いていき、なぜかまた蟻地獄のような坂を上る
• 5:00 剣ヶ峰(3,776m)到着、本当の山頂
• 5:30 浅間大社奥宮で御朱印をいただき、山小屋で豚汁をのんでまったり休憩
• 6:00 下山開始
• 11:00 五合目に到着
• 13:00 観光タクシーで「花の湯」「浅間大社」へ
• 16:00 空港近く『茶の都ミュージアム』で
日本一濃い抹茶のジェラートをいただく
• 17:40 福岡行きに搭乗
• 19:25 福岡空港着
毎年なぜ登るのか?とよく聞かれますが、それは、富士山からの絶景が忘れられないからです。
雲海、満点の星、影富士、ご来光、去年は虹に自分の影が映るブロッケン現象も見ることができました。
これはガイドさんも「10年やっていて初めて」と驚いたほどです。以下は去年の富士登山時の写真です







ここから今年の写真
飛行機から撮った写真です。これからここに登ると
思うと、感慨深いものがあります

5合目から元祖7合目までは順調。
出発前2週間ほど、片道のみ自転車通勤で鍛えていたので、思ったより楽に感じました。が山小屋到着前に雲が出て視界は
ほぼなく、小雨も降っていたのでウエアは何となく湿ってしまい雲行きも怪しくなってきました。が、なんだかんだと
山口山荘へ到着。いつもながら山小屋のmyルームはスペースが狭く、寝袋も毎回洗濯していないよね、
干すこともしないよねと思いつつ深く考えると眠れなくなるので、何も考えず夕食後、就寝、、、疲れていたのか、今年は
友達との参加で安心したのか爆睡。 ご参考までにトイレは男女共用です。


そして手を洗うところもありません。(消毒のみ) 鏡で自分の顔を見たのは、下山までここが最後でした。
あ、化粧品も荷物が重くなるので持っていかないです。
そして、23:30に起床しごそごそと登山の準備をして24:00出発。
ヘッドライトの充電をしていなかったので案の定すぐに切れ、同行者の光のおこぼれを頼りに登りました。
04:30a.m.頃山頂到着、去年寒さから指先が紫色になった反省を踏まえ、防寒のため手袋は二重
(1枚はガイドさんに貸していただきました)
それでも寒く、、、この日の山頂付近の気温は5℃、風速が10mだったので体感温度は-5℃、、、寒いっ。
ガイドさんが、『もう少し頑張れば、ご来光が見えるかも、、、』なんておっしゃって下さるので、皆、
思考の回らない頭でふらふらついていく、、、そしてそこには蟻地獄みたいな坂が目の前に登場。
ここを登るも地獄、また戻るのも地獄。『何の修行だよ、、、』と悪たれをつきながら、蟻地獄を
つるつる滑りながらも登る。多分顔つきは般若。実はそこが剣が峰、本当の富士山の山頂
なのでした。3776m,,,,三度目で知った事実。頂上に到着した時間帯、奇跡的に雲が切れて
息をのむような景色を堪能できました。ガイドさんさっきまで恨んでごめんなさい、
無理やり連れてきていただきありがとうございました。心より感謝を申し上げます。
絶景を見て仏になりました。


あまり知られておりませんが、富士登山は下山時の方が大変。ゴロゴロとした岩が多いので滑り、気の抜けない
場所が多いのです。実際、私も下山時に小岩で滑り、先が三角になった岩が腿にあたり、直径20cmくらいの
痣が出来てしまいました。
今回、下山時は2時間ほど雨と雪にも降られ、足元が泥だらけになりましたが、五合目に近づくにつれて天気も
回復し、疲れも一気に吹き飛ぶような開放感を味わえました。


下山後のお迎え、金谷タクシーの塚本ドライバー(男性)は、もはや「お母さん」と呼ぶべき安定感。
怪我すればバンドエイド、足が痛いと言えばトクホン、泥靴をみたらタオル、弱音を吐いたらチョコレート。
人情とスイーツの融合サービス。素晴らしいお方。
そして締めはご褒美の温泉と昼食で天国二度目。「また来年?」と聞かれ…答えは“未定”。けど、こうして
振り返ると、やっぱりまた登りたくなるのが不思議です。富士山の呪い…いや、魅力、おそるべし!