旅行会社あるある、、、(;^_^A なくていいんだけど、、ね、、
今回は旅日記ではなく、語るは涙、聞くは大笑いの旅行会社の裏話し。
旅行会社に勤務したことがある人は必ず何度か痛い目をみる“THE TL”!!
(ざ てぃーえる と 読みます そのまま(;^_^A)
これは何かと申しますと、、、 JALやANA等の航空会社の端末がある
会社のみおこることですが、、、
航空券の予約を入れますと必ずこのやっかいなTL(チケット リミット)
という日付がセットになってついてきます。この日付までに発券をしないと
(航空会社が使用しないとみなし)予約を勝手にキャンセル(オートキャンセル)
してしまうぞ!というものです。だいたい国内航空券のTLは翌日、
翌々日か3日後に設定をされており、航空会社や券種によって異なってまいります。
予約と同時に発券をすれば問題はないのですが、発券をした後の変更、
キャンセルはキャンセル料がかかってくるので、なるべくそれを避けるための
策なのです。
各旅行会社は間違いなくこのTLの管理を徹底していることと思いますが、
やはり人間のすること、TLが日曜日になっていたり祝日になっていたりすると、
休み明けに会社へ来た早々一瞬で血の気が引き、誰が話しかけてきても聞こえない
ほど肩をうなだれることになるのです。それでも航空券の予約の取り直しをして、
金額が同じであれば笑顔が戻るのですが、早割等の予約が
(勝手に、、、自分が悪いのですが、、)キャンセルされてしまい、特割等の券種
しか予約が取れない場合はその差額が1区間あたり何万となることもあり、、、
おずおずと上司に報告をしないといけません。
もちろんこの差額はお客様へ請求することはできません。
同業他社さんと先日ランチをしました時の話しですが、その方は海外の団体席を
(ビジネスクラス)なん10席もTLで落としてしまい、最終的に予約を取り
直したら料金も上がってしまったこともあり数百万の赤字になってしまったとか、、、、
私は笑えません( ;∀;)
私も一度、弊社のVIPのお客様のバンコク行きのビジネスクラスがTL落ちを
していたことがあり、、、
(これは実は仕入れ先が予約を落としたのですが、お客様には言えず、、、、)
眠れぬ夜を1か月近く過ごしたことがあります。寝ても覚めてもそのこと
ばかりが頭に浮かび、、、最終的には値段が上がっても予約を取ることが出来ず、
他の航空会社で行っていただきました。お客様へ事情を話すときは、
心臓が口から飛び出るかと思うほどドキドキしたものです。半年前から予約を
入れていただいていたのもあり、あまりに申し訳なくて、ヘルメットをかぶって
お客様へバットを渡そうかと思ったほどでした。
(あっ、プラスチックのバットですが、、、) 打倒! TLとコロナ !!
あ、ちなみにホテルと宿泊がパックになったホテルパックはTLで予約が落ちてしまうと、
規定のキャンセル料がかかります。(全体に対して20~30%)
もちろん旅行会社負担です(-_-;)